『 島口説 』
脚本:謝名元慶福 演出:藤井ごう
1979年に映像作家としても活躍した 劇作家・謝名元慶福氏が書き上げた作品
歌と踊りと語りにのせて2人が演ずる山城スミ子のしたたかな半生
そこに浮かびあがる沖縄の戦後史
Story
米軍基地の街
沖縄市にある一軒の民謡酒場。
店で働く二人の女が
独特のウチナー大和口で
客たちに語りかける。
「私の話を聞かないと
本当の沖縄のことは
わかりませんよ」
そう前置きして語りだしたのは・・・。
沖縄戦のこと。
廃墟の中で乙女となり
メリケンコの袋で作ったワンピースで
花嫁となった青春。
土地を取り上げられ、
三線を弾き、歌を歌うことで
抵抗に立ち上がった父の生きざま。
歌と踊りと語りにのせて
二人が演ずる山城スミ子の半生。
そこに浮かびあがる沖縄の戦後史。
Cast & Staff
脚本・・・・・・・謝名元 慶福
脚色・演出・・・・藤井 ごう
Cast
城間 やよい
知花 小百合
平良 大(歌・三線)
Staff
舞台美術デザイン・・・乘峯雅寛
照明プラン・・・・・・鷲崎淳一郎
音響プラン・・・・・・近藤達史
衣裳デザイン・・・・・知念瞳
照明オペレーター・・・根橋生江
舞台監督・・・・・・猪股孝之
イラスト・・・・・・伊波二郎
宣伝デザイン・・・・小田善久
企画制作・・・・・・下山久
大城安恵
制作・・・・・・・・友利奈緒子
比嘉千賀子
※この動画制作は文化芸術復興創造基金助成事業の助成を受けています。
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2022年
5月6,7,8日《沖縄公演》
5月13~20日《東京公演》
それぞれのTwitterへお寄せいただいた、観劇後のご意見・ご感想です。
■奥深い沖縄に少しだけ触れられた気がしました。初めて知ることばかりの沖縄の歴史で、実はまだまだ知らない沖縄があるんだろうなぁと、とても勉強になったのと、ますます沖縄と沖縄の方に興味と魅力を痛感しました。とーっても面白く沖縄に行きたくなりました。
■歴史に翻弄されてきた人々の苦しみが切実。明るさが余計悲しみを色濃く映る怒り、悲しみをエネルギーに生きる沖縄の人々の痛みがしみました。
■とても明るく陽気に、深く長く悲しく痛々しい人々の歴史が伝わってきました。本土にいる私たちは本当に人事にしてしまっている事に申し訳なく思いました。今日からできることを見つけます。
■芸達者の出演者のみなさまを東京で観劇できて感激しました。沖縄の戦後史を生き抜いた庶民の生き方を声と三線が胸に迫ってきました。東京公演を復帰50年の節目にありがとうございました!
〇状況により、公演は中止・時刻変更になる可能性がございます。ご予約前・ご来場前にエーシーオー沖縄のHPをご確認ください。